最も大いなるもの

2022年5/8 第二主日
母の日礼拝
ー西本耕一牧師ー

 

 


 

礼拝動画はこちらからご覧いただけます。

 

【聖書】 コリント人への手紙 第一 13章 13節
:13 こういうわけで、いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら三つです。その中で一番すぐれているのは愛です。

 

メッセージ概要

 今日は母の日です。母の日は教会から始まりました。教会学校で、ジャービス夫人が子どもたちに聖書のことばを教えていました。それは十戒にある「あなたの父と母を敬いなさい」ということばでした。その時ジャービス夫人は、あなたのお父さんとお母さんを敬うのはどうしたらいいですか、と子どもたちに尋ねました。その中に娘のアンナもいました。

 その後、ジャービス夫人は天国に召され、教会で夫人を偲ぶ記念会がもたれたとき、娘のアンナはお母さんの言ったことばを思い出し、母を敬うことはどうしたら喜ばれるか、彼女は考え、お母さんの好きだ ったカーネーションの花で教会を飾ったのです。そして、記念会が終わったとき、出席して下さった方々にお母さんの好きだったカーネーションの花をみんなに配りとても喜ばれました。

 そのことを聞いたジョン・ワナメーカーは、彼が経営していたデパートで、お母さんたちに感謝の気持ちを込めてカーネーションを配り、大変喜ばれて各地で行われ、日本でも教会で母の日礼拝を行い、そこから全国に広まって行きました。それは愛の行為から出てきたのです。

 パウロは、いつまでも残るものが三つあると言いました。一つは、信仰。二つは、希望。そして三つ目が愛です。しかしその三つの中でも一番優れているのは愛である。と言ったのです。信じることも、希望を持つことも大切なことですが、それ以上に大切なのが愛です。パウロは最初、この愛が最も分かりませんでした。しかし、キリストの十字架によって、復活されたキリストにお会いすることによって、人生が全く変えられたのです。なぜなら、キリストは愛そのものだからです。

 「神は愛です。」 (Ⅰヨハネ 4:8)とヨハネが言ったとおりに、神様は愛そのものの方です。ですから父なる神様は、私たちを罪の滅びから救うためにひとり子イエス・ キリストを身代わりに十字架にかけられたのです。またイエス・キリストご自身も喜んで、私たちの身代わりになっていのちを捨てて下さいました。ですから、十字架は愛の現れ、愛の証しです。先のジャービス夫人 は、熱心なクリスチャンでした。彼女は南北戦争で傷ついた人たちを助け介抱したと言われています。彼女もまた、神様に愛され、神の愛を持って人々を助けたのです。

 もちろん、この手紙を書いたパウロも、復活のキリストに出会って心が変えられ、すなわち彼の過去の罪はみな十字架によって赦され、十字架で流されたキリストの血が彼の心の罪を洗い清め、まったく新しい人となって、キリストの愛と救いを語る人となったのです。

 ですから、私たちもまたキリストの愛によって生き方人生が変えられるのです。空しい人生から、愛される人生、喜びのある人生へと変えられます。そしてキリストの愛によって、人を愛することができ、Ⅰコリント13:4~7節に記されていることが私たちのうちに可能となってくるのです。

 私たちは何よりも、神に愛されていることを信じる者でありたいと思います。信じましょう。そして、私たちの全ての罪過ちは十字架で赦された、そして天国に行ける、その希望を持ちましょう。

 何よりも自分は神様に愛されている。生かされている。このことを素直に感謝しましょう。

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