「心ある神、心ある人」

2022年 7/31
第五主日 特別礼拝
ー加藤 満牧師ー

 

 


 

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【聖書】 ルカの福音書 10章 25~37節
:25 さて、ある律法の専門家が立ち上がり、イエスを試みようとして言った。「先生。何をしたら、永遠のいのちを受け継ぐことができるでしょうか。」
:26 イエスは彼に言われた。「律法には何と書いてありますか。あなたはどう読んでいますか。」
:27 すると彼は答えた。「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい』、また『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』とあります。」
:28 イエスは言われた。「あなたの答えは正しい。それを実行しなさい。 そうすれば、いのちを得ます。」
:29 しかし彼は、自分が正しいことを示そうとしてイエスに言った。「では、私の隣人とはだれですか。」
:30 イエスは答えられた。「ある人が、エルサレムからエリコへ下って行ったが、強盗に襲われた。強盗たちはその人の着ている物をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち去った。
:31 たまたま祭司が一人、その道を下って来たが、彼を見ると反対側を通り過ぎて行った。
:32 同じようにレビ人も、その場所に来て彼を見ると、反対側を通り過ぎて行った。
:33 ところが、旅をしていた一人のサマリア人は、その人のところに来ると、見てかわいそうに思った。
:34 そして近寄って、傷にオリーブ油とぶどう酒を注いで包帯をし、自分の家畜に乗せて宿屋に連れて行って介抱した。
:35 次の日、彼はデナリ二枚を取り出し、宿屋の主人に渡して言った。『介抱してあげてください。もっと費用がかかったら、私が帰りに払います。』
:36 この三人の中でだれが、強盗に襲われた人の隣人になったと思いますか。」
:37 彼は言った。「その人にあわれみ深い行いをした人です。」するとイエスは言われた。「あなたも行って、同じようにしなさい。」

 

メッセージ概要

 柏原教会90周年おめでとうございます。御教会の益々の祝福をお祈り致します。
「良きサマリヤ人」の箇所から「永遠の命」についてご一緒に聞きましょう。

Ⅰ、永遠の命を持つ? 生きる?
 この箇所は25節から読んで頂くとわかるように、「永遠の命」がテーマです。
ここで主イエスは「どうすれば永遠の命を得られるか」以上に、「永遠の命をどのように生きるか」に関心が置かれている点に注目すべきでしょう。

 永遠の命はイエス様を信じる事によって与えられる恵みであると、私たちは知っています。
しかしながら、それは「死んだ後も永遠の生き続ける命」に留まりません。今、永遠なる神様に結ばれている命でもあるのです。

Ⅱ、心を揺さぶられて
 永遠なる神に結ばれた命はどの様に生きるのか、正に「良きサマリヤ人」の隣人愛は模範でしょう。

 ただ、焦点は33節にあります。倒れるユダヤ人を見て、「かわいそうに思った」(33節)のです。この原語は、日本人的には「心が揺さぶられる」と訳せるでしょうか。

 聖書は罪人を前に、心揺さぶられ、御子を献げた神、十字架にご自身を献げたキリスト、そしてその心に結ばれた、多くの聖徒の歩みが記され、その系譜に私たちもいます。

 「心ある神」に結ばれた者として、心が揺さぶられる、お互いでありたいのです。

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