「神のみこころに歩む」

2023年 4/16
第三主日 礼拝
ー西本耕一牧師ー

 

 


 

礼拝動画はこちらからご覧いただけます。

 

【聖書】 コロサイ人への手紙 1章 9~14節
: 9 こういうわけで、私たちもそのことを聞いた日から、絶えずあなたがたのために祈り求めています。どうか、あなたがたが、あらゆる霊的な知恵と理解力によって、神のみこころについての知識に満たされますように。
:10 また、主にふさわしく歩み、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる良いわざのうちに実を結び、神を知ることにおいて成長しますように。
:11 神の栄光の支配により、あらゆる力をもって強くされ、どんなことにも忍耐し、寛容でいられますように。
:12 また、光の中にある、聖徒の相続分にあずかる資格をあなたがたに与えてくださった御父に、喜びをもって感謝をささげることができますように。
:13 御父は、私たちを暗闇の力から救い出して、愛する御子のご支配の中に移してくださいました。
:14 この御子にあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ているのです。

 

メッセージ概要

 

 パウロはコロサイにいるクリスチャンたちが、信仰に燃え愛に富み、希望に溢れている様子を聞き嬉しく思いました。しかし、彼はそれで満足したのではありません。

 さらに彼は、コロサイのクリスチャンたちのために神に祈り求めました。何を祈ったのでしょうか。

 

1,神のみこころに歩む

 私たちは以前、神のみこころに従って生活しませんでした。ほとんど自分の思い、自分が満足することを求めて生きていたのではないでしょうか。しかし、キリストの救いに与った私たちは、生活が変わったと思います。自分中心から、神―救い主イエス・キリスト中心の生き方です。

 かつてはこの世で物質的に豊かな生活をしたい、食べるものや着るものがたくさんあればと願っていたのではないかと思います。ところがイエス・キリストを信じて、価値観が変わる、目の付け所が変わってくる。この世だけのことではなく、さらに先の永遠のことを考える。そして、自分だけのことだけではなく、他の人に対しての愛の配慮なども考える。私たちは変えられることができるのです。パウロは「霊的な知恵と理解力によって」と言っています。それは自分の考えではなく、聖霊によって知恵が与えられる。人間の努力よりもむしろ、神様自身が私たちに正しい知恵と、理解する力を与えて下さいます。

 神のみこころとは、神様が願っておられること、神様が喜んで下さることです。それが解る。その思いに心が満たされることです。たとえば、イエス様は十字架の上で「父よ、彼らをおゆるしください。」と祈られました。私たちは敵を赦すことは、以前は解らなかったと思います。しかし、イエス様に自分の失敗、咎、あやまちを赦された。そのことによって、赦すことがどれほど素晴らしいかが、解ってきたのではないかと思います。愛することにおいて、人の気持ちや感情がわかることは大切であると思います。

 なおさら私たちを愛し、心をも豊かにして下さる神様の思いを知り、そして従うことは大切ではないでしょうか。その思いに日々満たされるなら、私たちはたとえ苦しい中にあっても将来の希望、天の御国での平安と安らぎを待ち望むことができ、また得られるのです。

 

2,信仰の成長

 パウロは、コロサイのクリスチャンまた、私たちが日々成長しますようにと祈っています。キリストが赦して下さったように私たちも、人のあやまちを赦し、そしてそれが神様の喜びとなるように、私たちの魂・心の成長を祈っています。「良いわざのうちに実を結び、」とありますが、これは私たちの努力や力で結ばれる実ではなく、助け主聖霊によって結ばれる実です (ガラテヤ 5:22~23)。 その1例は11節の「忍耐と寛容」です。自分の心の内で耐え忍び、そして愛をもって受け入れる、寛容を、聖霊の力によって強くされるのです 。パウロは、そのために執り成しの祈りをしたのです。

 

3,感謝をささげることができるように

 パウロは「いつも喜び、絶えず祈り、全てのことに感謝せよ」と言いましたが、ここでも感謝できるようにと祈っています。
それは、私たちが13節にあるように、暗闇の支配、すなわちサタンの支配から、光の中、すなわちキリストのご支配に映して下さったことです。私たちは神の栄光の中に生き、そして12節にある「聖徒の相続分」すなわち天国で生きる者として下さった、希望があるのです。これは感謝なことです。

 その土台となっているのが、14節「贖い」すなわちキリストの十字架によって私たちの罪は赦された。罪の負い目から解放された。神様によって生かされているこの喜びがあるのです。 私たちはますます、この信仰によって成長して行く者とさせていただきましょう。

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