「主が光となる」

2023年 7/2
第一主日 聖餐礼拝
ー西本耕一牧師ー

 

 


 

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【聖書】 イザヤ書 60章 19~22節
:19 太陽はもはや、あなたの昼の光とはならず、月の明かりもあなたを照らさない。があなたの永遠の光となり、あなたの神があなたの輝きとなる。

:20 あなたの太陽はもう沈むことがなく、あなたの月は陰ることがない。があなたの永遠の光となり、あなたの嘆き悲しむ日が終わるからである。

:21 あなたの民はみな正しい者となり、永遠にその地を所有する。彼らは栄光を現す、わたしが植えた枝。わたしの手で造ったもの。


:22 最も小さい者も軍団となり、最も弱い者も強固となる。わたしは。時が来れば、速やかにそれをする。」

 

メッセージ概要

 

 今日は旧約聖書イザヤ書からのメッセージです。イザヤ書の一つの特徴は救い主キリストの預言です。9章には救い主の誕生のことが語られています。ここでは「光であるキリスト」のことが語られています。


1,太陽にまさる光

 19節には、「太陽は昼の光とならず、月も照らさない。」とあります。それでは一体なにが私たちを照らすのか、ということになります。それは主、あなたの神が永遠の光となり、あなたの輝きとなるとイザヤは言いました。

 太陽ほど明るいものはありません。小学生の頃、太陽の観察でガラスにススをつけてみたことがあります。そのままみたら目がやられてしまいます。日の光を受けて作物は成長し私たちはその恩恵を受けています。おそらく太陽がなくなれば私たちは生きていくことはできないでしょう。

 ところが「太陽は昼の光とならず、月も照らさない。」私たちは生きていけないのか。それはこの世、地上の話ではなく、天国の世界の話です。新約聖書の最後、黙示録を見れば、この世は過ぎ去り、新しい天と地が出現するとあります (黙示録 21:1)。そして新しい都では太陽も月も必要がなくなるとあります。神の栄光が都を照らし、子羊が都の明かりであると言われるのです (黙示録 21:23)。しかも、20節には「主があなたの永遠の光となり」と約束があります。これは特別なことです。


2,罪をゆるす光

 この永遠の光は、「嘆き悲しむ日が終わる」と続きます。光には明るさがあります。光は輝いています。この輝きは物質的な輝きだけではありません。霊的なこころの輝きをも意味しています。「主があなたの光となる」とは心の中に光が与えられ、照らされ、明るくなり輝き続けることができるのです。

 イエス・キリストはヨハネ8章12節では「わたしは世の光である」と言われました。そして「従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます。」と宣言されたのです。その背景には、一人の女の人が姦淫の罪で訴えられ、イエス様の前に連れてこられました。そして人々はどうするかと問い詰めたのですが、イエス様はまず罪のない者が石を投げなさいと言われたのです。当時、姦淫の罪を犯すなら石打ちの刑で殺されたのです。ところが、罪がないと言う人は一人もいません。だれも裁きを下すことはできなかったのです。しかもイエス様は「わたしもさばきを下さない。決して罪を犯してはなりません。」と言われたのです。

 罪を犯さない方法は何か。救いの光であるイエス・キリストを信じ受け入れて、心を明るくさせていただくことです。自分の罪がキリストによって赦された、永遠のいのちが与えられている。感謝することです。感謝しながら罪を犯すことはないと思います。
ですから、子羊キリスト、十字架にかかり私たちの罪を赦して下さったキリストご自身が私たちの心の明かり、輝きとなり私たちを照らして下さるのです。

 キリストによって「嘆き悲しむ日は終わる」のです。


3,キリストの栄光にあずかる

 イエス・キリストを信じるなら、私たちは義と認められ、神の前に正しいとされるのです。すべては十字架によって罪の代価は払われ、私たちは自由の身となり永遠の御国で生きる者とされ、神の栄光を見ることができます。

 神様は私たち弱い者小さい者ですが、軍団とし強固にして下さいます。「私たちを強くして下さる方によって何事でもすることができる。」 (ピリピ 4:13)時が来れば、速やかにそれをすると約束しておられます。そのことを信じましょう。

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