2023年 8/27
第四主日 伝道礼拝
教区講壇交換礼拝
ー 小岩裕一牧師 ー
和歌山教会牧師
- 【聖書】
ヨハネの福音書 10章1~18節 - :1 「まことに、まことに、あなたがたに言います。羊たちの囲いに、門から入らず、ほかのところを乗り越えて来る者は、盗人であり強盗です。
:2 しかし、門から入るのは羊たちの牧者です。
:3 門番は牧者のために門を開き、羊たちはその声を聞き分けます。牧者は自分の羊たちを、それぞれ名を呼んで連れ出します。
:4 羊たちをみな外に出すと、牧者はその先頭に立って行き、羊たちはついて行きます。彼の声を知っているからです。
:5 しかし、ほかの人には決してついて行かず、逃げて行きます。ほかの人たちの声は知らないからです。」
:6 イエスはこの比喩を彼らに話されたが、彼らは、イエスが話されたことが何のことなのか、分からなかった。
:7 そこで、再びイエスは言われた。「まことに、まことに、あなたがたに言います。わたしは羊たちの門です。
:8 わたしの前に来た者たちはみな、盗人であり強盗です。羊たちは彼らの言うことを聞きませんでした。
:9 わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら救われます。また出たり入ったりして、牧草を見つけます。
:10 盗人が来るのは、盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするためにほかなりません。わたしが来たのは、羊たちがいのちを得るため、それも豊かに得るためです。
:11 わたしは良い牧者です。良い牧者は羊たちのためにいのちを捨てます。
:12 牧者でない雇い人は、羊たちが自分のものではないので、狼が来るのを見ると、置き去りにして逃げてしまいます。それで、狼は羊たちを奪ったり散らしたりします。
:13 彼は雇い人で、羊たちのことを心にかけていないからです。
:14 わたしは良い牧者です。わたしはわたしのものを知っており、わたしのものは、わたしを知っています。
:15 ちょうど、父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じです。また、わたしは羊たちのために自分のいのちを捨てます。
:16 わたしにはまた、この囲いに属さないほかの羊たちがいます。それらも、わたしは導かなければなりません。その羊たちはわたしの声に聞き従います。そして、一つの群れ、一人の牧者となるのです。
:17 わたしが再びいのちを得るために自分のいのちを捨てるからこそ、父はわたしを愛してくださいます。
:18 だれも、わたしからいのちを取りません。わたしが自分からいのちを捨てるのです。わたしには、それを捨てる権威があり、再び得る権威があります。わたしはこの命令を、わたしの父から受けたのです。」
メッセージ概要
私たちの救い主である主イエス・キリストは、良い牧者であり、羊たちの門です。
(参照:詩篇23編、エレミヤ3章14−18、エゼキエル34章11−14節、ルカ15章4−7節)。
1、良い牧者である主イエスと偽者の警戒
まず、偽者(盗人、強盗)を警告しています(1、5、8、10、12節)。
偽キリスト、偽教師の警戒を怠ってはなりません。
近年、インターネットを介して、異端・カルト情報が氾濫しています。
主イエス・キリストの十字架と復活の救いの門から入らなければ、偽者です(1コリント1章18節)。
異端・カルトは、一見キリスト教的に見えますが、最終的には人生と永遠を失ってしまいます(10)。
主イエスは、羊のためにご自分の命を捨てると強調しています(11 、15 、18)。
2、良い牧者の声を聞き分ける
しっかりと良い牧者である主イエスの声を聞くことです。
毎週の礼拝、毎日のデボーションなどで、聖書の言葉によって、普段の主の言葉を聞くことです。
主イエスは、導く一人ひとりを覚えてくださり、その人にふさわしい御言葉によって導いて下さいます(3)。
「奇抜で目新しい言葉」は、霊的な刺激になりそうですが、偽者の声を聞いてはなりません(5)。
3、良い牧者についていく
先の見えない時代、私たちの先頭に立って導いてくださる主イエスを信頼して、信仰生活を歩んでいきましょう。
良い牧者に導かれて豊かな人生を送ることができます(10、16)。