2025年 7/20 第三主日
主日礼拝
ー西本耕一牧師ー
- 【聖書】
コリント人への手紙 第二 5章19~20節 - 19:
すなわち、神はキリストにあって、この世をご自分と和解させ、背きの責任を人々に負わせず、和解のことばを私たちに委ねられました。
20:
こういうわけで、神が私たちを通して勧めておられるのですから、私たちはキリストに代わる使節なのです。私たちはキリストに代わって願います。神と和解させていただきなさい。
メッセージ概要
柏原に福音が伝えられたころは日中戦争が始まる困難な時代でしたが、ホーア宣教師はパウロのようにキリストの愛に捕らえられ「和解の使者」として遣わされたのです。
1,この世のありさま
「この世をご自分に和解させ」とありますが、世の人は神を神と思わない不敬虔な者、罪人で、神に背を向けているからです(ローマ5::6、8)。人間は神を無視し、自己中心的な生き方をしてきました。生まれた時からわがままで、自分の都合のよいように生き、人と人との間でトラブルが生じるような生き方をしてきたのです。
神は正しい義なる方です。罪を見過ごされません。最後の審判、永遠の滅びがあるのです。しかし神様は愛の神でもあります。人間の背きの罪を人に負わせず、ひとり子キリストに負わせ、そのさばきの怒りが十字架の上に下されたのです。ですから、神との「和解」は十字架によって完成されました。神との和解によって、人は愛される者になれるのです。
2,キリストの使者
「キリストに代わる使者」とは、すべての権限を任された全権大使です。すべてが任されています。神様は救われた私たちをキリストに代わる者とし、「和解」を私たちに委ねて下さっているのです。パウロは「キリストの愛が私に迫っている」と言って福音を伝えました。十字架のキリストを見て、感動しないクリスチャンはいないでしょう。
私たちも心の内に十字架を仰ぎ「和解の福音」を伝える者とさせていただきましょう。