「目標に向かって」

2020年10/25 第四主日伝道礼拝
ー西本耕一牧師ー

 

 

音声メッセージです。

 

メッセージ動画はこちらからご覧いただけます。

 

【聖書】へブル人への手紙 第12章1~2節
:1
こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、一切の重荷とまとわりつく罪を捨てて、
自分の前に置かれている競走を、忍耐をもって走り続けようではありませんか。
:2
信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。この方は、ご自分の前に置かれた喜びのために、辱めをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されたのです。

 

メッセージ概要

今年も10月の終わりとなりました。10月と言えば、私は東京オリンピックを思い出します。その当時は日本が高度成長期に入る頃でした。大変活発に動いていたと思います。しかし今年はコロナ禍もあり、全体が沈んでいるような状態だと思います。どうすれば私たちに活力が与えられるでしょうか。

1,目標はどこにあるのか。
私たちは一生懸命励むと言うことがあります。どんなときでしょうか。それは目標を持ったときです。例えば、試験がある。そのために一生懸命勉強することがあります。仕事でも、目標を掲げて行くときに、よし頑張ろうと気合いが入るのではないかと思います。しかし、その目標をどこに置くのかによって、私たちの人生は変わると思います。昔、五月病と言うのがありました。大学を目標に頑張っていた学生が、入学してから虚ろになってしまった。入
ることが目標で、それをやり遂げてしまったらその先何をしたらいいのか、分からなくなりやる気をなく してしまうと言うことです。
それは今でも同じです。自分の人生の目標は何か、分からなければ生きがいがなくなるのではないかと思います。目標を達成した後、何をするのか分からなくなることがあるのです。私たちは目先の目標だけでなく、永遠の目標を持つ必要があります。目先の目標では、それを達成したら、後は何をやったらいいのか解らなくなり、人生はむなしくなってしまいます。後は死ぬだけだ、と言うのでは生きがいはないのではないでしょうか。

2,永遠の目標
この世だけの目標でしたら、死でおしまいになります。それはむなしいこと ではないかと思います。何を一生懸命やったとしても死んで終わりになってしまう。それだったら何もしない方がいいとか、努力は報われない、すべては無駄なことだとなってしまいます。確かに旧約聖書の伝道の書には、「空の空、一切は空である」と言ったソロモンがいます。彼はイスラエルの王となり栄華を極めた人でしたが、この世のものは空しいと言ったのです。でも彼は最後に、人間に与えられたことは、自分を創ってくださった神を信じること、神を恐れることに人生の意味はあると語っています 伝道者の書 12 章 。
私たちの人生のゴールはこの 世にあるのではなく、実はその後にあるのです。

3,目標に向かって
それは天国です。天国が私たちのゴールなのです。輝かしい栄光、そして安らぎと豊かさ喜びに満ちた、天国を目指して私たちは人生を精一杯生きるのです。自分には力がない、無理だという人でも大丈夫です。私たちには私たちを励ましてくださる方がおられるのです。女子マラソンで初めて金メダルをとった高橋尚子選手がいましたが、彼女には小出監督という素晴らしいコーチがいました。あるときは彼女と一緒に走り、励まし、そして共に、金メダルのゴールに駆け抜けたのです。
私たちには人生の最大のコーチがおられます。イエス・キリストです。私たちは失敗をすることがあります。人前で恥をかくこともあります。しかし人生の最大のコーチであるイエス様は、鞭でたたかれ、ののしられ、辱めを受けられました。これほどの侮辱はない、と思われることを公衆の面前で受けられたのです。そして十字架に架けられました。それは私たちのためでした。私たちの身代わりとなってくださったのです。そのイエス様が私と共に歩んでくださる。これほど励まされること、また慰められることは他にはありません。私たちの人生のゴール天国を目 指して、導いてくださるのです。
私たちはこの世にいて、いろんなものを見たり、心奪われることがありますが、イエス様ほど私たちを愛してくださる方は他にはありません。そしてこの方がゴール・インさせてくださるのです。このイエス様から目を離さないで、人生の栄冠―喜びと勝利を目指して、走り抜けようではありませんか。

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