「神に感謝する」

2022年6/12 第二主日
花の日礼拝
ー西本耕一牧師ー

 

 


 

礼拝動画はこちらからご覧いただけます。

 

【聖書】 エペソ人への手紙  5章 15~20節
:15 ですから、自分がどのように歩んでいるか、あなたがたは細かく注意を払いなさい。知恵のない者としてではなく、知恵のある者として、
:16 機会を十分に活かしなさい。悪い時代だからです。
:17 ですから、愚かにならないで、主のみこころが何であるかを悟りなさい。
:18 また、ぶどう酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。むしろ、御霊に満たされなさい。
:19 詩と賛美と霊の歌をもって互いに語り合い、主に向かって心から賛美し、歌いなさい。
:20 いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって、父である神に感謝しなさい。

 

メッセージ概要

 今日は花の日礼拝です。アメリカの教会から始まりましたが、自然をも造られた神様に感謝をささげ、その後にお花を持って病気の方や高齢者を慰問し、またお世話になっている公共施設を訪問したりします。その前にまず、神様に礼拝を献げることは大切なことです。
 今読んでいただきました聖書の中に礼拝に関して大切なことがでています。

1,チャンスを活かす
 まず第一に、「チャンスを活かす」ことです。ある聖書の訳では「時を贖え」とあります。時間はお金では買えません。またチャンスとはある意味、一瞬のことです。この礼拝の時は大切です。ある意味、何ものにもまさる大切な時なのです。神様から大きな恵み、祝福に与るときです。

 パウロはエペソの人に、自分がどのように歩んでいるか、生活しているのか、細かく注意を払いなさい。と言いました。エペソは偶像礼拝の盛んなところでした。日本もそうです。私たちは何を第一にすべきか、注意する必要があります。それは知恵のある者として生きる、知恵ある生活することです。知恵とは単に知っているだけのことではありません。箴言 1:7に「主を恐れることは知識の初めである」とあります。万物の創造者である、神様を畏れ敬うことが第一です。これがないと人間は傲慢になり、悪を行い、滅びへと向かっていくのです。ウクライナ侵攻も、まさに神を畏れない仕業の現れではないでしょうか。私たちも、神を忘れて、愚かな行動を取らないように、まず神を畏れ敬い、礼拝をささげ、何が神様の御心‒喜ばれることなのかを悟らせていただきたいと思います。

2,聖霊に満たされる
 第二に、聖霊に満たされることです。18節には「ぶどう酒に酔ってはいけません」とあります。それは酔ってしまい、自分でコントロールできなくなるからです。酒に酔って悪いことをしたニュースが時々出てきます。それによって地位や名誉を失い自分自身がだめになっている人も少なくないのです。ですから私たちは注意しなければなりません。むしろ御霊―聖霊に私たちは心が満たされ、喜びと感謝を表し、人に対しても善を行い、助ける者でありたいと思います。花の日の行事も、まず礼拝から始まり、神様に感謝をささげ、喜びを他の人にも分かち合うものでありたいと思います 。

 聖霊は私たちに力を与えられます。また、人を愛する思いを私たちのうちに起こさせられます。イエス・キリストが約束されたように、もう一人の助け主、御聖霊に励まされて神様の愛を伝えるものでありたいと思います。

3,神に感謝する
 そして第三に、神に感謝することです。私たちは神様に対してできることは何か。感謝することです。感謝する以外にはありません。イエス・キリストの名によって、とパウロは言います。キリストが、私たちの失敗や過ちを十字架で赦して下さったからです。十字架の罪の赦し、そして父なる神の愛が私たちの、ひからびたような心にも注がれるのです。そのようにして下さるのが、御聖霊です。詩と賛美と霊の歌を私たちは御聖霊の助けをいただいて歌うことができます。

 時にはがっかりして、祈る力もなくなることがあります。だからこそ、賛美するのです 。賛美をすることによって私たちは力が与えられます。その歌詞は信仰・聖書に基づいています。心が引き上げられ、魂が喜びに満たされます。ですから私たちは礼拝で賛美するのです。私たちの霊と真実をもって自らを献げるとき神様は喜ばれます。そして大いなる働きをなされます。

 有名な賛美歌アメイジング・グレイスは、奴隷船の船長だったジョン・ニュートンによって作られました。彼は嵐に遭い、助かりました。そのことを通して真の神を知り、キリストの十字架の赦し、救いに与ったのです。彼にとって大きな喜びでした。それをアメイジング・グレイス「驚くばかりの恵み」と歌ったのです。

 私たちも心から神様に感謝をささげ喜び歌い、神の愛を伝えさせていただきましょう。

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