「人生の旅路」

2022年 7/24
第四主日 伝道礼拝
ー西本耕一牧師ー

 

 


 

礼拝動画はこちらからご覧いただけます。

 

【聖書】 ヨハネの福音書 14章 6節
:6 イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。

 

メッセージ概要

 今年も夏休みの季節となりました。家族で旅行をと計画された方もいるかと思います。
 今コロナ感染が急増し大変な中にあります。

 ある方が、旅と旅行は違うと言われました。旅とは、近所の人に行き先を告げないでこっそりと出かけ、お土産を買わないで帰ってくるのが旅。近所の人に言って留守を頼み、お土産を買ってくるのが旅行、だと。どちらにしても、行く先・目的地があるのは変わらないと思います。

 人生はよく、旅にたとえられます。
 キリスト教を始めたアブラハムという人も、信仰は旅から始まりました。彼の場合は行く先を知らないで出かけていき、神様の示される方に行ったのです。そして彼は人生に成功しました。

 彼の孫、ヤコブも遺産相続で負け、家を出ましたが、彼も信仰によって苦難を乗り越え多くの財産を得ることが出来ました。

 二人に共通した者があります。それは真の神様を信じて歩んだ。神様に信じて従うことによって幸せになったのです。

1,救いの道であるキリスト
 イエス・キリストは、私は道である。と言われましたが、いわば幸福になれる最短の道であり、また最高の道であるのです。それはこの世のものがすべてではない。この世が目的ではないと言うことです。それでは何が目的・目標なのか。それは天国です。

 神様はこの世を造られたのと同じように、いやそれ以上に、新しい天と地を創造された。もうすでに備えられているのです。ですから、イエス・キリストの来られた目的は、その天国に私たちを招いて下さる。いや、私たちを連れて行って下さるのがキリストの目的なのです。

 旅行に出かけるのは夢があると思います。美味しいごちそうを食べて、温泉に入りゆったりと過ごし、ふかふかの布団・ベッドに寝てゆっくりと過ごす。考えるだけでも楽しいと思います。ですから、天国に行けることは素晴らしいことであり、何か修行をしなければならない、我慢しなければならない、いやなことでもしなければならない、そんな生き方ではないのです。

 キリスト教の信仰は、天国を夢見て、神様が私たちをガイドして連れて行って下さる。旅行で添乗員さんに付いていく。同じことです。キリストを信じてただ従って行くだけのことです。

2,キリストの真理
 キリストはまたご自身をさして、真理であると言われました。キリストの真理とは何でしょうか。一言で言えば「愛」です。それは立派だから愛する。価値があるから愛する愛ではありません。

 ヤコブはお父さんに嘘をつきだましました。そして家を出ました。そんな彼も神様は愛され、見捨てることなく彼に幸いを与えられました。 それは、ただ彼は神を信じただけです。

 信じて従って行く中に神様に守られ、祝福‒神様の幸福が与えられたのです。
 それは私たちも同じです。私たちも時には嘘をつきごまかすことがあります。そんな私たちを神様は愛され私たちを赦されます。
 その赦しのしるしが十字架です。十字架によってすべての罪・過ちが赦されるのです。

3,キリストのいのち
 そして、キリストはいのちである。と言われました。そのいのちは肉体のいのちではありません。永遠のいのちです。たましいのいのち、心のいのちです。私たちを慰め励ます、新しいいのちです。

 キリストは死の中から復活されました。弟子たちは驚きました。しかし、それは事実です。復活があることを弟子たちは目撃し、信仰が強められて、証ししていったのです。おそらく復活がなければ、キリスト教は全世界に、そして二千年たった今も伝えられることはなかったでしょう。本当ですから、今日もなお伝えられているのです。

 私たちは今、困難な時代の中に生きていますが、神様はすべての労苦を解いて、慰めと平安を与えて下さる天の御国を備えておられる。そのことを信じて、導いて下さる救い主イエス・キリストが共におられることを感謝して歩みましょう。

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