「神の御心がなる」

2022年 8/28
第四主日 礼拝
ー柴田福音牧師ー

 

 


 

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【聖書】 使徒の働き 5章 27~42節
:27 彼らが使徒たちを連れて来て最高法院の中に立たせると、大祭司は使徒たちを尋問した。
:28 「 あの名によって教えてはならないと厳しく命じておいたではないか。それなのに、何ということだ。おまえたちはエルサレム中に自分たちの教えを広めてしまった。そして、あの人の血の責任をわれわれに負わせようとしている。」
:29 しかし、ペテロと使徒たちは答えた。「人に従うより、神に従うべきです。
:30 私たちの父祖の神は、あなたがたが木にかけて殺したイエスを、よみがえらせました。
:31 神は、イスラエルを悔い改めさせ、罪の赦しを与えるために、このイエスを導き手、また救い主として、ご自分の右に上げられました。
:32 私たちはこれらのことの証人です。神がご自分に従う者たちにお与えになった聖霊も証人です。」
:33 これを聞いて、彼らは怒り狂い、使徒たちを殺そうと考えた。
:34 ところが、民全体に尊敬されている律法の教師で、ガマリエルというパリサイ人が議場に立ち、使徒たちをしばらく外に出すように命じ、
:35 それから議員たちに向かってこう言った。「イスラエルの皆さん、この者たちをどう扱うか、よく気をつけてください。
:36 先ごろテウダが立ち上がって、自分を何か偉い者のように言い、彼に従った男の数が四百人ほどになりました。しかし彼は殺され、従った者たちはみな散らされて、跡形もなくなりました。
:37 彼の後、住民登録の時に、ガリラヤ人のユダが立ち上がり、民をそそのかして反乱を起こしましたが、彼も滅び、彼に従った者たちもみな散らされてしまいました。
:38 そこで今、私はあなたがたに申し上げたい。この者たちから手を引き、放っておきなさい。もしその計画や行動が人間から出たものなら、自滅するでしょう。
:39 しかし、もしそれが神から出たものなら、彼らを滅ぼすことはできないでしょう。もしかすると、あなたがたは神に敵対する者になってしまいます。」議員たちは彼の意見に従い、
:40 使徒たちを呼び入れて、む ちで打ち、イエスの名によって語ってはならないと命じたうえで、釈放した。
:41 使徒たちは、御名のために辱められるに値する者とされたことを喜びながら、最高法院から出て行った。
:42 そして毎日、宮や家々でイエスがキリストであると教え、宣べ伝えることをやめなかった。

 

メッセージ概要

 ペンテコステの日に生まれた教会は、エルサレムで伝道を始めました。しかし、すぐに祭司たちに見張られるようになり、使徒たちは逮捕されてしまいます。

 使徒たちは、最高法院の場で、イエスの名によって語ることをやめるよう命じる大祭司に、「人に従うより、神に従うべき」 (29)と答えました。その答えは、議員たちを非常に怒らせ、殺意さえ抱かせました。このままでは使徒たちは殺されてしまいます。しかし、ガマリエルという人物が、神から出たものでないなら、自滅するから放っておけばいい、しかし、もし神から出たものならば、神に敵対することになってしまうので、手を引くべきだと、人々を諫めました。議員たちは、この提案を受け入れました。

 使徒たちを牢獄から脱出させてくださった神様は、尋問の場においても、不思議な方法で彼ら
を救い出されたのです。

 使徒たちは釈放されますが、むちで打たれ傷を負いました。彼らはそのことを、「御名のために辱められるに値する者とされた」 (40)と喜んでいます。それはイエス様も同じ辱めをお受けになったからです。イエス様が十字架にかけられた当時の使徒たちは、イエス様の苦しみを理解できませんでした。しかし、聖霊によって悟りを与えられ、その意味を知る者とされました。

 人ではなく神様に従う歩みは、イエス様が先に歩んでくださった道です。私たちは、神様からの慰めを受けつつ、与えられた使命に歩む者とされたいと願います。

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