「復活の福音」

2023年 4/9
第二主日 イースター礼拝
ー西本耕一牧師ー

 

 


 

礼拝動画はこちらからご覧いただけます。

 

【聖書】 コリント人への手紙第一 15章 3~11節
: 3 私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、
: 4 また、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、三日目によみがえられたこと、
: 5 また、ケファに現れ、それから十二弟子に現れたことです。
: 6 その後、キリストは五百人以上の兄弟たちに同時に現れました。その中にはすでに眠った人も何人かいますが、大多数は今なお生き残っています。
: 7 その後、キリストはヤコブに現れ、それからすべての使徒たちに現れました。
: 8 そして最後に、月足らずで生まれた者のような私にも現れてくださいました。
: 9 私は使徒の中では最も小さい者であり、神の教会を迫害したのですから、使徒と呼ばれるに値しない者です。
:10 ところが、神の恵みによって、私は今の私になりました。そして、私に対するこの神の恵みは
無駄にはならず、私はほかのすべての使徒たちよりも多く働きました。働いたのは私ではなく、私とともにあった神の恵みなのですが。
:11 とにかく、私にせよ、ほかの人たちにせよ、私たちはこのように宣べ伝えているのであり、あなたがたはこのように信じたのです。

 

メッセージ概要

 

 イースターおめでとうございます。
 キリストが死からよみがえられた、復活を記念するお祭りです。教会学校で、イースターエッグを配るところもあります。新しいいのちを象徴するものです。
イエス・キリストがよみがえられたのは、私たちの救いのためでした。
それをパウロはここで語っています。

 

1,最も大切なこと

 キリストが聖書に書いてあるとおりに、 ①私たちの罪のために死なれたこと。
 キリストの死には特別な意味があります。十字架で死なれたことは多くの方が知っていることです。しかしなぜ十字架で死ななければならないのか。その意味を知っている人は多くありません。それは身代わりの死です。十字架は当時の死刑の道具でした。生きたままの人間を磔にし、放っておくのです。痛み苦しみの中に死んでいく。これほど残酷な刑罰は他にありませんでした。聖書に「罪の支払う報酬は死である」とありますが、私たちは裁かれます。罪の報いを受けなければなりません。それをイエス・キリストは身代わりになって、十字架の裁きを受けられたのです。

 言うなれば私たちの借金を、代わりに払って下さったのです。払ってもらったら、もうそれ以上要求されません。自由の身となれるのです。

 私たちは法律的な罪は犯してはいないかもしれません。しかしうそをついたり、ごまかしたり、悪口をいったり、心の中に悪い思い、罪があるのではないでしょうか。罪あるところに、平安はありませんし、希望はありません。人のものを盗んだことによって、心に陰があり、何をしても面白くない。こんな思いから自由になりたい、という人がいました。そして、キリストが心にある罪を赦して下さる。十字架は自分の罪が赦されるためだった、と信じキリストを救い主として信じたときに、その罪は心から消え、喜びが与えられたのです。

 キリストは聖書に書いてあるとおり、 ② 死からよみがえられました。
 死に勝利されました。ですから、信じる私たちもキリストを信じ受け入れるなら、保証されます。永遠のいのちが保証されるのです。「わたしは、よみがえりであり、いのちである。わたしを信じる者は死んでも生きる。」とキリストは約束されています。その信仰に私たちは生きることができるのです。

 

2,神の恵みによって生きる

 パウロは「神の恵みによって、私は今の私になりました」と告白しました。彼は以前はどうであったかというと、「神の教会を迫害した」のです。群を荒らす凶暴な狼でした。情け容赦のない、愛のかけらもないひどい人間でした。しかし彼は変えられたのです。どのように変えられたのか。自分の努力に依ってか、人の力によってなのか。どちらでもありません。キリストにお会いすることによって変えられたのです。彼だけではありません。「キリストは五百人以上の兄弟たちに同時に現れた」とあります。多くの人にキリストは現れ、変えられ救われたのです。今日も同じです。日本でもアメリカでも、中国でもキリストを信じて救われる人が起こされているのです。

 しかもパウロは、神様の恵みは無駄にならないと言っています。なぜなら、彼は自分の生涯をすべて、キリストにささげて救いを伝える者になったのです。しかも彼は、「働いたのは私ではなく、私とともにあった神の恵みなのです」と証言しています。彼は神に愛され、そして恵みに満たされてキリストの救いを伝えました。

 私たちもまた、キリストの救いに与ったことを感謝し、喜び、この恵み、キリストの救いを宣べ伝える者とさせていただきましょう。

最新情報をチェックしよう!