「勝利の喜び」

2023年 12/31
第五主日 
年末感謝礼拝
ー西本耕一牧師ー

 

 


 

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【聖書】
歴代誌 第二 20章 20~22節
:20
こうして、彼らは翌朝早く、テコアの荒野へ出陣した。出陣のとき、ヨシャファテは立ち上がって言った。「ユダおよびエルサレムの住民よ、私の言うことを聞け。あなたがたの神、を信じなさい。そうすれば、あなたがたは堅く立つことができる。の預言者たちを信じ、勝利を得よ。」:21
彼は民と相談し、に向かって歌う者たちと、聖なる装いをして賛美する者たちとを任命した。彼らが武装した者の前に出て行って、こう言うためであった。「に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」:22
彼らが喜びと賛美の声をあげ始めると、は伏兵を設けて、ユダに攻めて来たアンモン人、モアブ人、セイル山の人々を襲わせたので、彼らは打ち負かされた。

 

メッセージ概要

 

 2023年は、コロナ感染、ウクライナやパレスチナの戦争、物価高、異常気象等様々なことがありましたが、神様が共におられ守られたことを感謝します。

 今日の聖書箇所は、南ユダ王国、ヨシャファテ王の時代に、アンモン人モアブ人等が大軍を持ってイスラエルを攻めてくる状況にありました。

1,勝利を得る信仰

 ヨシャファテ王は人々に20節で「あなたがたの神、主を信じなさい。そして勝利を得よ」と語りました。なぜ彼はアンモン人モアブ人の大軍を前にしてそのように言うことができたのでしょうか。

 彼には確信がありました。その前に彼は祈ったのです。彼は恐れました。そして心に決めて、人々に断食して祈ることを求めたのです。いわば、彼の語ったことは信仰の確信でした。必ず勝利が与えられると。

 しかも、レビ人のヤハジエルは聖霊に満たされて「これはあなたがたの戦いではなく、神の戦いである」と15節で語っているのです。「堅くたって、主の救いを見よ」と宣言し(17節)、王を初め人々は主の前に平伏し礼拝したのです。

2,信仰と賛美による勝利

 なんと!彼らは出陣するとき、武装した者たちが前に出るのではなく、主に向かって歌う者たちと聖なる装いをして賛美する者たちが前に出て行ったのです。

 そしてなんと!彼らは武器を使うのでは無く、「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで」と、喜びと感謝に満ちあふれた賛美を献げて行進したのです。

 すると、なんと!主は伏兵をもうけられたのです。(22節) おそらくこの伏兵は、イスラエル人ではなく、神の御使いであったかもしれません。そして、彼らは同士討ちをして、ついには自滅し、滅んでしまったのです。

 イスラエルの人たちは、戦わずして勝利したのです。これが主の戦いです。

3,勝利の喜び

 イスラエルの民は戦わずして勝ちました。そしてなんと!敵の持ち物を分捕り物として得ることができたのです。それらの物を運び去るのに、三日もかかったと言うことですから大量の物を得ることができたのでしょう。もちろん彼らは神様に感謝を献げることは忘れませんでした。ベラカという谷に集まって、主を喜び感謝を献げたのです。ベラカとは「祝福」という意味です。

 敵に対する勝利は大きな喜びとなります(27節) 。それだけではありません。その姿を見た周りの国々は、神を恐れ、イスラエルは神によって守られ、心底、平安が与えられたのです(30節) 。

 大切なことは何でしょうか。神様に対する信頼です。信仰です。

 全能の神はぜったいに守ってくださる。その信仰を持って、賛美する人たちが戦いの最前線に出たことです。彼らは武器を持っていませんでした。ただ主をほめたたえ歌っただけです。しかし、神様は敵に対して伏兵を置き、敵は同士討ちをして滅んでしまったのです。

 それが主の戦いであると言うことです。
私たちは争う必要はありません。主が戦ってくださり、私たちに勝利と祝福を与えてくださる。

 この信仰を持って新しい年を迎えましょう。

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