「人手不足のカギは十字架にある」

2022年 11/27
第四主日
第一待降節主日礼拝
ーイー・スノ牧師ー

 

 


 

礼拝動画はこちらからご覧いただけます。

 

【聖書】  マタイの福音書 20章 17~28節
:17 さて、イエスはエルサレムに上る途中、十二弟子だけを呼んで、道々彼らに話された。
:18 「ご覧なさい。わたしたちはエルサレムに上って行きます。人の子は祭司長たちや律法学者たちに引き渡されます。彼らは人の子を死刑に定め、
:19 異邦人に引き渡します。嘲り、むちで打ち、十字架につけるためです。しかし、人の子は三日目によみがえります。」
:20 そのとき、ゼベダイの息子たちの母が、息子たちと一緒にイエスのところに来てひれ伏し、何かを願おうとした。
:21 イエスが彼女に「何を願うのですか」と言われると、彼女は言った。「私のこの二人の息子があなたの御国で、一人はあなたの右に、一人は左に座れるように、おことばを下さい。」
:22 イエスは答えられた。「あなたがたは自分が何を求めているのか分かっていません。わたしが飲もうとしている杯を飲むことができますか。」彼らは「できます」と言った。
:23 イエスは言われた。「あなたがたはわたしの杯を飲むことになります。しかし、わたしの右と左に座ることは、わたしが許すことではありません。わたしの父によって備えられた人たちに与えられるのです。」
:24 ほかの十人はこれを聞いて、この二人の兄弟に腹を立てた。
:25 そこで、イエスは彼らを呼び寄せて言われた。「あなたがたも知っているとおり、異邦人の支配者たちは人々に対して横柄にふるまい、偉い人たちは人々の上に権力をふるっています。
:26 あなたがたの間では、そうであってはなりません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、皆に仕える者になりなさい。
:27 あなたがたの間で先頭に立ちたいと思う者は、皆のしもべになりなさい。
:28 人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人のための贖いの代価として、自分のいのちを与えるために来たのと、同じようにしなさい。」

 

メッセージ概要

 イエス様と弟子たちは過越の祭を守るためにエルサレムに向かっています。

 この道を上り、エルサレムに着くと十字架の受難がイエス様を待っています。今の場所はエリコで、エリコからエルサレムに上る道の入り口にはヘロデの冬の宮殿があります。また、行き先のエルサレムにはヘロデが立てた神殿があります。

 人は目に見える世の富や権力に目を奪われやすいものです。イエス様はご自分が苦難を受け、十字架につけられることを弟子たちに三度も予言しましたが、弟子たちの間では権力の争いが起きてしまいます。

 イエス様は世の権力者のようであってならないことを弟子たちに言ってから、皆に仕えるもの、皆のしもべになることを教えられます。

 世の権力者のようであってはならないということより、仕え、しもべになることの方がイエス様のポイントだと言えます。もしかしたら、私たちは高慢や出しゃばりを気にしすぎて「リーダー」と呼ばれることを恐れ、ポイントである「皆に仕えるもの、皆のしもべ」になることに欠けていた面があったのではないでしょうか。

 人がいないのではなく、「十字架を負う」人がいないことが今日の危機であると思います。

 イエス様と同じように十字架を負う人々が起こされることをお祈りします。

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