「再会の望み」

2022年3/20 第三主日
召天者合同記念礼拝
ー西本耕一牧師ー

 

 


 

礼拝動画はこちらからご覧いただけます。

 

【聖書】 テサロニケ人への手紙 第一 4章 13~18節
:13 眠っている人たちについては、兄弟たち、あなたがたに知らずにいてほしくありません。あなたがたが、望みのない他の人々のように悲しまないためです。
:14 イエスが死んで復活された、と私たちが信じているなら、神はまた同じように、イエスにあって眠った人たちを、イエスとともに連れて来られるはずです。
:15 私たちは主のことばによって、あなたがたに伝えます。生きている私たちは、主の来臨まで残っているなら、眠った人たちより先になることは決してありません。
:16 すなわち、号令と御使いのかしらの声と神のラッパの響きとともに、主ご自身が天から下って来られます。そしてまず、キリストにある死者がよみがえり、
:17 それから、生き残っている私たちが、彼らと一緒に雲に包まれて引き上げられ、空中で主と会うのです。こうして私たちは、いつまでも主とともにいることになります。
:18 ですから、これらのことばをもって互いに励まし合いなさい。

 

メッセージ概要

 本日は、召天者合同記念礼拝ということで、天に召されたご遺族の方たちも礼拝に出席していただき感謝です。

 今日はテサロニケの手紙を開かせていただきました。ここにはキリストの再臨のことが語られています。キリストが十字架にかけられ死んでよみがえられてから、十数年後にこの手紙が書かれたと言われています。ですから、実際にキリストのことを知っている、またキリストを信じて召された方々も多くおられたと思います。そしてこの手紙は、残されている人々に、希望を持って生きるように励ます目的を持って書かれました。

1,再臨の約束
 イエス・キリストは実在の人物です。架空の存在ではありません。学校の教科書にも出てきます。最も大きいことは世界の歴史がキリストの誕生によって紀元と紀元前に分かれていることです。それほど世界の歴史に取っては重要な人物です。しかしキリストは十字架にかけられました。悪を行ったからか。そうではなくて、私たちの罪を赦すためであったということです。「敵を愛せよ」と言われました。そのキリストはねたみと憎しみのために十字架にかけられましたが、その人たちを赦されたのです。

ですから十字架は愛と赦しのシンボルです。キリストには罪を赦す力があります。しかし十字架が如何に素晴らしくても死んで終わったなら意味がありません。その罪の赦しを現実 のものとするためにキリストはよみがえられたのです。キリストは死に勝利されました。しかもキリストは再び来られると約束されたのです (使徒 1:11)。

2,再臨の希望
 そして、キリストが再び来られるときに、15節で「イエスにあって眠った人たちを、イエスとともに連れて来られるはずです」と約束があるのです。これはおそらくテサロニケの教会で良き奉仕をしていたクリスチャンの方々が死なれたということがあったのではないだろうかと想像できます。

ですから、その死を通して悲しんでいる人たち落ち込んでいる人たちがいただろうと思われます。それは13節に「あなた方が、望みのない他の人々のように悲しまないためです。」そして18節に「これらのことばをもって互いに励まし合いなさい」とあるのです。

ですから、家族や親しくしていた人たちが死んだ、確かに悲しいことですし、つらいことです。しかし信仰によって希望が持てます。私たちがキリストを信じるなら、キリストを信じて無くなった方たちも必ずよみがえり、キリストとともに連れてこられる」と約束されているのです。

3,キリストとともにいる
 キリスト教は死では終わりません。新しい人生の続きがあるのです。それは17節に「私たちは、いつまでも主とともにいることになります」と約束があります。私たちとは、私たちと先に死んだ人たちです。死んで終わってしまうのではありません。復活のキリストは天に帰られ、そして私たちを迎えに来られます。しかし私たちが再臨のキリストにお会いする前に、16節で「まず、キリストにある死者がよみがえって」とあるように最初に信仰を持って死んだ人たちが復活し、それこそ栄光の姿に変えられ、私たちもまたともに空中に引き上げられて、再臨のキリストにお目にかかれるのです。

 そのことがこのテサロニケの手紙に記され、全世界に知らされました。聖書の中に記されて今も私たちはこの書を読み、信じることができるのです。

 この地上での生活は永遠ではありません。やがて私たち死ぬときがあります。しかし復活の約束があります。よみがえられたキリストは再び天から来られ、死んだ者をよみがえらせ、生きている者も引き上げ、天において永遠に生きることができる。その約束を信じて生きる者とさせていただきましょう。

 

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