「光の子として歩む」

2022年5/15 第三主日礼拝
ー西本耕一牧師ー

 

 


 

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【聖書】 エペソ人への手紙  5章 3~14節
:3 あなたがたの間では、聖徒にふさわしく、淫らな行いも、どんな汚れも、また貪りも、口にすることさえしてはいけません。
:4 また、わいせつなことや、愚かなおしゃべり、下品な冗談もそうです。これらは、ふさわしくありません。むしろ、口にすべきは感謝のことばです。
:5 このことをよく知っておきなさい。淫らな者、汚れた者、貪る者は偶像礼拝者であってこういう者はだれも、キリストと神との御国を受け継ぐことができません。
:6 だれにも空しいことばでだまされてはいけません。こういう行いのゆえに、神の怒りは不従順の子らに下るのです。
:7 ですから、彼らの仲間になってはいけません。
:8 あなたがたは以前は闇でしたが、今は、主にあって光となりました。光の子どもとして歩みなさい。
:9 あらゆる善意と正義と真実のうちに、光は実を結ぶのです。
:10 何が主に喜ばれることなのかを吟味しなさい。
:11 実を結ばない暗闇のわざに加わらず、むしろ、それを明るみに出しなさい。
:12 彼らがひそかに行っていることは、口にするのも恥ずかしいことなのです。
:13 しかし、すべてのものは光によって明るみに引き出され、明らかにされます。
:14 明らかにされるものはみな光だからです。それで、こう言われています。「眠っている人
よ、起きよ。死者の中から起き上がれ。そうすれば、キリストがあなたを照らされる。」

 

メッセージ概要

 今日の聖書箇所では、クリスチャンの生き方について語られています。

1,聖徒として歩む
 私たちはかつて、自分の好きなように生きていたのではないかと思います。
 もちろん親に育ててもらい家で生活してきたこともありますが、少なくとも聖書に記されている神に従って生活したという人はいないと思います。

 しかし、イエス・キリストが私たちに近づいて下さった。教会に来る機会が与えられ、また聖書を読むようになった。救い主イエス・キリストを知ることができるようなった。

 しかもキリストが私を愛し、私のためにいのちを捨てられ、十字架で罪を赦し、永遠のいのちを与えて下さった。いわゆる神の子として下さったのです。ですからこのことにより私たちは新しい生活をするようになったのです。それは毎週日曜日の朝、教会に来て礼拝する。また聖書を読み、お祈りをする。それはある意味「新しい生活」であると言えます。

 聖徒とは「きよい者」という意味です。淫らな行いや、汚れ、貪り (貪欲)、わいせつなこと、下品な冗談はふさわしくないのです。私たちは、そうしたものからは遠ざからなければなりません。そのような中にいて、本当に心に喜びがあるでしょうか。平安があるでしょうか。ないと思います。むしろ、キリストの十字架によって、流された血潮によって心がきよめられる、自分は愛されている、そのことを信じて歩ませていただきたいと思います。

2,闇から光へ
 私たちはかつて、自己中心的な〝闇〟の生活をしていました。しかしキリストの十字架によって罪が赦され、闇から光へと変えられたのです。

 ヨハネの福音書8章には、姦淫の罪を犯して捕らえられた女のことが出てきます。彼女は公衆の面前でその罪が暴かれ、石で撃ち殺されそうになったのです。しかし、イエス・キリストはまず罪のない者が石を投げなさいと言われ、だれも石を投げる者がいなくなり、イエス・キリストは「わたしもあなたを裁かない。これからは決して罪を犯さないように」と赦されたのです。その後で「わたしは世の光です。わたしに従う者は決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます。」と約束されたのです。

 おそらく、命を救われた女はイエス様の言われることを信じ、そして二度と同じ過ち・罪を繰り返さなかったでしょう。ですから私たちも、世の光、救い主であるイエス様とともに人生を歩むことです。

3,実を結ぶ歩み
 9節に「光は実を結ぶ」と、約束が与えられています。世の光であるキリストに従うならば、私たちは豊かに実を結ぶことができるようになるのです。「善意、正義、真実」とありますがキリストは病める者を癒やされ、律法主義者には神の愛を諭され、十字架によって神の真実の愛、罪の赦しを現されました。それが私たちの心の内に聖霊によって働かれ、実が結ばれてゆくのです (ガラテヤ 5:22,23)。

 ですから私たちは「何が主に喜ばれることか」を考える必要があります。喜ばれることを行うならば必ず実を結びます。

 14節のことばは 、当時はやっていた賛美歌と思われます。たとえ私たちは死んだとしても、「死者の中から起き上がれ」と復活のいのちが与えられ、キリストは栄光の輝きを持って私たちを絶えず愛の光で輝かせて下さるのです。

 私たちは光の子として歩ませていただきましょう。

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